百貨店の新春初売りの目玉となる福袋。

超高額商品が話題を呼んでいるほか、「ご当地」や「エコ」などがテーマの福袋も登場。

不況の中、財布のひもを緩めてもらおうと、各百貨店が智恵を絞っている。

高島屋大宮店は、1月2、3日、1億円の一つ限定の福袋で「ダイヤモンドベル」を販売する。

18金製の鐘(直径約10センチ)に約6000個(計82・3カラット)のダイヤをちりばめた。
「暗い話題が多い中、夢の世界を味わって」という。
名産品など人気の福袋は8階に会場を設け、宅配や一時預かりコーナーも用意する。
そごう大宮店は、「手に届くプレミアム感」をキーワードに、単価を抑えて個数を増やした。
「埼玉西武ライオンズ満喫福袋」(10個限定。2009円)は、地元球団とタイアップして試合の入場券や人気選手との撮影権などをセットにした。
カーディガンや室内用靴下をまとめた「暖房いらずでエコ福袋」(5000円)など、ブランド品以外にも幅広いニーズに応える商品をそろえた。
丸広百貨店川越店は2日、屋久島体験ツアーとレインスーツ、バッグの2人分のセット(20万円)など、3万〜50万円の「中身がわかる!抽選福袋」を販売する。

最近は商品内容を分かるようにした福袋が増えており、伊勢丹浦和店も初売り2日目の3日に用意して集客力アップを目指す。
同店は「不景気なときほど験を担ぐ人が多く、福袋もよく売れる傾向にある」と話し、各売り場で例年の2倍を準備する。

【小泉大士】
12月29日朝刊
福袋商戦:熱気 1億円/地元ライオンズ/エコ…不況だからこそ夢を /埼玉(毎日新聞)-YAHOO!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081229-00000058-mailo-l11
楽天の福袋
